今日は背中の日でした。土曜に胸の日をしたのだが、メモしなかったら忘れた! またかー。
今日の筋トレ
- ロウイング 88.5kg * 10reps
- プルダウン 250lbs * 7reps
- アームカール 14kg * 10reps
- 腹筋 71kg * 10reps
プルダウンは、背中というよりはモモで支えるところが変で、痛くてあんまりできなかった...。プルダウンのマシンでよくある故障はひざらしいので、注意しなくては。体調いまいちなので有酸素は省略。トレ後にプロテインとぶどう糖とL-アルギニンとCEEとグルタミンを摂取。おおいね。でも、家でシェイカーにいれてきて、水入れて飲むだけだから便利です。あ、そういえば、肩やるのわすれたな...
ところで、私はもともと社交的なほうじゃないし、マイクメンツァーも「ジムでちんたらするなど愚の骨頂。ジムで社交をしたがっているようなやつの相手をするな。そんな時間があるのならさっさとかえって、Ph.D.をとるのにでもつかったほうがよほど有意義な人生が送れる」(参考文献[1])なんていっているので、それをみならってわたしもジムではほとんど会話をしないのです。会話はしないけどさ、びじんとなら社交してもいいかなー、「あら、すてきな広背筋」なんていってツツツとかってすてきに伸びた爪でなでられたらどうしよう! などと、毎日考えているのだが、実際のジムには元びじんかもしれないおばーさんしかいないので安心です。しかし今日はトレ後にプロテイン食ってたら、見知らぬおじさんが声をかけてきた。まあ、わたしもおじさんだけど。
「そんなに筋肉付けてどうするの?」
え? どういう意味? 4秒ぐらい考えたが特にいい返事が思いつかず、おじさんはこっちが聞こえなかったと思って質問を繰り返し始めたので、
「さあ、なんでですかね?」
と答えた。まああれだ、わたしにマイクやアーノルドなみのバルクがあれば「美の追求です」とでも答えるのだが、体脂肪率22%で体重は86kgしかない、ダンベルベンチ24kgしかできない、ガリガリ君のわたしをつかまえて「そんなに筋肉付けて」なんて言われても困るね。するとおじさんは
「それのんでガンガンやるとどんどん筋肉つくよ」「はあ」「まあ金はかかるけどね」
どうも、ガリガリ君のわたしに「筋肉の付け方」を教えてくれているらしい。世の中には野茂英雄にむかって野球のことで説教する新聞記者が結構な数いるそうだから(参考文献[2])、わたしに筋トレや栄養のことで説教するおじさんがいても不思議ではありませんね。野茂英雄に野球のレクチャーするのが馬鹿げた行為なのは言うに及ばぬところであるが、いままさにプロテインシェイクを飲もうとしている人は、おそらくそのプロテインを身銭を切って買った人なのであり、その身銭を切って買った当人にむかって「金かかるけどね」などということが、なんらかの意味があるなどと考える人がいるとしたら、そいつもかなりの馬鹿にちがいない。しかしひとはなぜ、説教することに快感を覚えるのだろう? と人間の心理学的特性について思いをはせた秋の日なのであった。私もよく説教するので、気をつけよう...。
ところで、たぶんこの場合の正しい返事は「いいえ」だ。
「そんなに筋肉付けてどうするの?」「いいえ」
さー、明日は有酸素でもしようかなー。
参考文献
- High-Intensity Training the Mike Mentzer Way, Mike Mentzer, John Little, Mcgraw-Hill, 2002
- Sports Graphic Number 714号, 2008