Monday, April 24, 2006

体脂肪率測定




太ってるのかどうなのかっていうのを客観的に判断する指標は色々考案されていますが、身長と体重だけから推定するBMIなんかは結局、筋肉が太かったりするとおデブに判定されてしまい、全く使えません。そこで体脂肪率の推定が重要になってくるんですけども。

体脂肪率の測定の方法もまた色々考案されています。しかしこれは、究極的には解剖(!)して脂肪を取り出して重さをはからないとわかりません。でもそれだと死んじゃうので(当然)、生きたまま「推定」する方法がいくつか考えられています。大掛かりなものでは、ある気体を充満させたブースの中に入って体積を測定するものや、水の中に浸かって体の比重を測定するものなどがあります。これらは比較的精度が高いとされていますが、大変な装置が必要なため、個人で測定するには向きません。

個人が利用できるタイプのものは、日本ですと、オムロンやタニタに代表される、足または手または足と手の両方で測定した電気抵抗と体重を元に体脂肪率を推定する方式のが幅を利かせています。これは、筋肉組織は多く水分を含んでいて電気抵抗が低く、逆に脂肪組織は水分が少なくて電気抵抗が高いことを利用して体脂肪率を推定するものです。つまり、からだの電気抵抗を測定して電気抵抗が高ければ(電気が通りにくければ)脂肪率を高く、逆に電気抵抗が低ければ(電気が通りやすければ)脂肪率を低く算定するものです。しかしこれは変動が激しいのが難点。たとえばご飯を食べるまえと食べたあと。朝と夜。おフロの前と後。便通の前と後。運動して汗をかく前と後。ちょっとしたことで1%ぐらいは平気で変動してしまうので、つい一喜一憂してしまいがちですが、全く意味がないですよね。おフロに入ったぐらいで体脂肪率が1%も変化するわけないんです。したがってExcelかなにかに記録を取って、グラフにして、傾向を見なくちゃなりません。でもやっぱり、日によって1%も高く出た日には気分が悪いんですよね。弱き人間の性か....

そこで他の方法はないかな? とおもうんですけど。皮下脂肪をハサミで挟んで測定する方式があります。英語だと body fat caliper ボディファットキャリパーというようです。というわけで、ひとつ買ってみました。写真一番上がそのボディファットキャリパー、accu-measure製です。えらいアナログチックですが ^^; これで真ん中の写真みたいなカンジで皮下脂肪厚を測定します。ちなみにこれは私のおなかです見ちゃダメ。皮下脂肪厚がわかったら、最後の表で、男女別、年齢と皮下脂肪厚で推定体脂肪率を得ます。おなじaccu-measureの製品でもっとデジタルな、皮下脂肪厚の測定と同時に体脂肪率を算定して液晶画面に表示するようなのもあります。

つづく。